企業に対するネガティブキャンペーン、ベストな対処方法を解説

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選挙で対立候補の欠点を指摘して貶めるネガティブキャンペーン、今では企業にも向けられているのです。また、企業に対するネガティブキャンペーンは選挙のものとは少し異なり、根拠のない誹謗中傷や虚偽の批判などもみられます。
企業がネガティブキャンペーンを受けると、売上や信用の低下などの被害が生じます。自社がライバル企業や特定の個人からネガティブキャンペーンを受けた場合、どのように対処すればよいのか知りたい方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事ではネガティブキャンペーンに対するベストな対処方法を解説します。


ネガティブキャンペーンとは

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ネガティブキャンペーンは、選挙戦略のひとつでした。しかし、現在は企業が自ら利益を得るために、ライバル関係にある企業や団体を批判する行為もネガティブキャンペーンと呼ばれています。
そもそも「ネガティブキャンペーン」「誹謗中傷」は、明確に定義されている用語ではありません。ここでは使われ方の視点から、2つの違いを解説します。

ネガティブキャンペーンと誹謗中傷の違い

選挙で使われている本来のネガティブキャンペーンには、以下の特徴があります。
· ネガティブ情報の発信者は明確
· 真実と思われている、あるいは公表されているウィークポイントを徹底的に批判
これに対して誹謗中傷は
· 自身を明かさずに匿名でするのが一般的
· 発信者は発言の内容に責任を持っていない
「ネガティブキャンペーン」と「誹謗中傷」で異なるのは、「自身を明かすか否か」と「発言に責任を持っているか否か」です。

意外と多い広義のネガティブキャンペーン

ネガティブキャンペーンは本来、選挙で使われていますが、SNSや口コミサイトに投稿される企業や商品に対する悪質な書き込みもネガティブキャンペーンとみなすことができるでしょう。
例えば企業を退職した元社員が、勤務していた当時の過酷な労働環境について「あの会社は、違法労働を強いている」などの書き込みをしたとします。もし求職者がこのような書き込みを見ると、その企業への応募を避ける可能性が高まります。企業だけでなく商品やサービスについても同様です。

ネガティブキャンペーンが生じやすいサイト

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商品やサービスを選ぶ際に、多くの人がインターネットを利用しています。ネガティブキャンペーンの攻撃を受けたら、大きな被害を受けることが想定されます。ここでは、ネガティブキャンペーンが生じやすいサイトとその内容について解説します。

口コミサイト

商品、店舗、サービスに関するネガティブな口コミは、ライバルを利することになります。
例えば「〇〇社のテレビは故障しやすい」という口コミがあれば、〇〇社製のテレビを購入したいと思わないユーザーが増えます。本当に故障しやすいのであれば、なんともしようがないのですが、ライバル企業や恨みを持つ人が、嘘や噂で根拠なく書き込んでいることもあります。

比較サイト

比較サイトにおいてもネガティブキャンペーンが行われます。例えば、一番売りたい商品を「星5つ」にしておいて、他の商品の評価を少しだけ下げるといった手法です。
比較サイトやランキングサイトには、広告収入を得るために公開しているアフィリエイトサイトが多いと言われています。広告収入増につながる商品を良く見せようとすることが、他の商品に対するネガティブキャンペーンであるとみなすこともできるのです。

掲示板

匿名掲示板は、名前を明かさずに投稿ができて、「表現の自由」を重んじているサイトであるため誹謗中傷が生じやすいサイトです。
そしてひとたび書き込まれると、ミラーサイトやまとめサイトにもコピーされ、SNSにも拡散して被害が拡大します。

ネガティブキャンペーンに対して違法性を問えるのか

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ネガティブキャンペーンは名誉毀損などの違法性を問えないのでしょうか。ここでは選挙におけるネガティブキャンペーンがなぜ名誉毀損にならないのか、違法性や信用毀損が問われた事例を解説・紹介します

選挙のネガティブキャンペーンはなぜ名誉毀損にならないのか

名誉毀損罪は「公然と」「事実を摘示し」「社会的評価を低下させた」ときに成立します。公然とは不特定多数に知られる状態です。事実を摘示というのは真実の有無に関わらず、実際に起こった出来事として伝えることを言います。嘘であっても事実のように伝えれば該当するのです。
ただし、条件に当てはまり、成立する場合であっても、名誉毀損された人が公務員または公選による公務員の候補者に関する事実である場合には免責されます。したがって、選挙の対立候補間のネガティブキャンペーンは名誉毀損にならないのです。

誹謗中傷で問える違法性

誹謗中傷を受けた場合、被害に応じて名誉毀損、業務妨害、信用毀損などを問うことができる可能性があります。
名誉毀損は、公の場で人の悪口を言ってその人の名誉を傷つけることです。名誉毀損の対象は個人だけでなく企業も含まれます。
誹謗中傷を受けたことで来客が減少し、売上が低下した場合、業務妨害罪が成立することがあります。この罪は、虚偽の書き込みで対象企業や店舗の業務を妨害したときに成立する罪です。例えば、書き込みの内容が「あの店は期限切れの食材を使っている」などの場合で、虚偽の内容であることが条件になります。真実の場合は該当しません。
誹謗中傷を受けることにより、信用を毀損した場合、信用毀損罪が成立することがあります。例えば、「あの会社は脱税している」などの場合で、業務妨害罪と同じように嘘の内容であることが条件です。真実の場合は該当しません。

ネガティブキャンペーンをした相手に信用毀損が問われた事例

建設機械の製造・販売を行う原告A社が、同業の被告B社が自己のウェブページに虚偽の内容を記載したために信用を毀損されたとして、ウェブサイト表示の差止めと損害賠償などを求めた事案です。
ウェブページに公開した内容は「当社の下請けだった小さな会社が当社の建設機械のコピー機を造って売り始めた」というものでしたが、裁判所の判断は「コピー」という記載が虚偽であるとして被告の行為が信用毀損にあたると認定しました。

ネガティブキャンペーンへの対処

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インターネット上でネガティブキャンペーンを受けたら、まず証拠を保存しておきましょう。保存しておかないと、書き換えられたり、削除されたりするかもしれません。また証拠がないと、訴訟になったときに不利になることもあります。ここでは、ネガティブキャンペーンへの対処について、3つ紹介します。

自ら削除申請

対象の投稿を削除するだけでよいときはサイトの管理者に連絡して任意で削除してもらいましょう。
サイトに削除申請のガイドラインなどが定められていればそれに従って申請します。書き込みが残っていると瞬時に拡散して炎上につながることもありますので迅速な対応が必要です。
応じてもらえないときには、投稿の内容に違法性があれば裁判手続きで削除命令を出してもらえることもあります。

弁護士に相談

弁護士に削除申請を代行してもらうことで処理がスムーズ進むこともあります。明らかな違法性があるにもかかわらず、サイトが削除に応じないときには裁判手続きで削除命令を出してもらうことも可能です。発信者がわからなければ、特定して損害賠償を請求することもできます。
発信者を特定するには、投稿のあったサイトの管理者にIPアドレスなどの開示を請求します。IPアドレスが開示されたら、インターネットサービスプロバイダーを割り出しましょう。
割り出したプロバイダーに対して発信者の住所や氏名などの開示請求の申立を行います。この申立を認める決定が出れば、投稿した人の住所や氏名などの情報が開示されるのです。
しかし、そもそも違法性がなければ、発信者の特定はもちろん削除さえ応じてもらうことはできないでしょう。

専門業者に相談

インターネットのネガティブキャンペーンは、書き込まれたときからSNSや掲示板などで拡散がはじまっています。
裁判手続きは時間がかかります。時間をかけているとその間に受ける被害は大きくなるでしょう。また、違法性の判断は裁判官にゆだねられており、削除や発信者の情報開示が認められないこともあるのです。敗訴になると、事態がさらに悪化することも考えられます。
したがって、違法と断定できない場合や早急な対処が必要な場合は対策業者に依頼することがベターな対応です。対策業者は書き込みを目立たないように薄める手法で対策します。対策業者によっては依頼後すぐに着手し、根本原因を究明して再発を防止できます。

削除申請をしたらいっそう拡散することもある

本来のネガティブキャンペーンは発信者を明かしますが、企業に対するネガティブキャンペーンの大半は匿名です。そして発信者自身は正当な主張をしていると考えています。
このような相手の投稿に削除申請をすると、さらに攻撃性が増してしまい、さらなる拡散を招くことが考えられます。
よってネガティブキャンペーンへの対処はとても難しく、専門業者に相談する方は少なくありません。

ネガティブキャンペーン対策はブランドコントロールへ

ネット上には多くの情報があふれているため、Google・Yahoo!・Bingなどの検索エンジンは、必要な情報を探し出すために必須のツールであり、誰でも使っています。
もし検索結果や検索窓の下に表示される文言(サジェスト)に自社のネガティブ情報が表示されていたら、ネガティブキャンペーンの攻撃を受けている可能性が高いです。
この状況は、ネガティブな情報が他人の目にとまりやすいため、いっそうの評判低下を招きかねません。
弊社のレピュテーションマネージメントは、企業のブランド、評判を守り高めていきます。つまり、誹謗中傷などのネガティブ情報が拡散してから対処するのではなく、早期発見・早期対処で被害を最小限に抑えるのです。さらに原因究明と再発防止を進め、ポジティブ情報の発信などを通じて、企業イメージを積極的に高めます。
レピュテーションマネージメント、ネガティブキャンペーン対策についてはブランドコントロールにご相談ください。

まとめ

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選挙でよく見られるネガティブキャンペーンは、企業も標的にされる恐れがあります。
検索結果にネガティブサイトが表示される、ネガティブサジェストがなかなか消えない、このような状況を放っておくと企業イメージは低下します。
1件ずつ削除していくこともできますが、ネガティブ情報は1件発生すると次々と現れるため追いつかないのではないでしょうか。
インターネットのトラブル対処は、専門業者に依頼して迅速に対応することが得策です。
誹謗中傷、ネガティブキャンペーンでお困りの企業様、対策をお考えの方はブランドコントロールにご相談ください。

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